株式会社 飯田産業×慶應義塾大学スポーツ医科学研究センターによる高齢者の運動開始に関する共同研究の論文が採択・掲載

飯田グループは、社員一人ひとりの健康を大切にして、「住まいと暮らし」で地域社会に貢献する企業として「人生100年」「健康100年」「住宅100年」を目指します。その取り組みの一つとして、株式会社飯田産業と慶應義塾大学スポーツ医学研究センターが2022年から2024年までの3年間に及び取り組んできた共同研究の論文が採択され、下記の通り日本健康教育学会誌に掲載されました。

論文名:単一運動施設における運動習慣のない高齢者の運動開始に関する促進および阻害要因の検討—混合研究法を用いて—
掲載誌:日本健康教育学会誌 2026年34巻1号 5–15頁 
DOI  :https://doi.org/10.11260/kenkokyoiku.34.5

【掲載論文の概要】
株式会社 飯田産業が運営する江の島アイランドスパ(以下、当館)内のウエルネス コンディショニング サービスとして、運動習慣のない高齢者の運動プログラムの実装を目的に実施した予備的研究(掲載内容のテーマ:運動習慣のない高齢者の運動開始に関する促進および阻害要因の検討)になります。60歳以上の施設利用希望者59名を対象に、質問紙調査およびインタビュー調査を行い、運動開始の促進・阻害要因を探索しました。運動プログラム実装に向けた工夫、いわば戦略を具体的に示した内容で、対象者や指導者のニーズを基にした実践的な取り組みです。

【慶應義塾大学スポーツ医学研究センター教授・副所長 小熊祐子(研究代表者)からのコメント】
今回の検討では、実際のプログラム利用を想定した方々に対し、参加時に生じ得る阻害要因や促進要因について、アンケートおよびインタビューを通じて丁寧に伺いました。その結果を一定の形式で整理し、どのようなサービスが求められているのかを実態に即して明確に示すことができました。これは産学連携の共同研究ならではの成果であり、実際のサービスにもすでに活用されています。

【研究対象者からの声】
インタビューを通じて、「自宅だと運動のやり方が分からない」、「自己流の運動が本当にいいのか不安」、「自分だとどこまで運動していいか分からない」という自分自身で運動することへの不安の声がありました。日数を重ねるにつれて、「経験者からの教えは身になる」、「自分に合ったプログラムができるのはよい」、「スタッフが調子をチェックしてくれるのは安心」とスタッフのサポートの必要性も聞かれました。

【ウエルネス コンディショニング サービスについて】
今回の共同研究で明らかになった「運動の面倒くささ」「けがの心配」「効果がでるかの不安」といった高齢者の運動開始を妨げる要因を踏まえ、運動前の血圧測定とともに体調の確認をし、セミパーソナル形式を採用。バランス運動・有酸素運動・筋力強化運動を組み合わせた多要素運動に取り組み、トレーナーが、適宜、声掛けやフィードバックをし、利用者が正しく運動をできるように寄り添い、運動開始のきっかけづくりもサポートしています。今回の研究成果を基盤にサービス改善を継続し、“人生100年時代、100歳まで「自立=自分の足で歩く」”をテーマに、地域高齢者の健康寿命延伸とウエルネス市場の新たな需要創出を目指しています。

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